1999年10月10日 塔ノ岳(1,491m) 0830 秦野駅からバス(神奈中)に乗る。想像を絶する混雑の為定時バスには乗り切れず臨時のバスが出る。 *塔ノ岳にトイレがある この時期でも暑いので、暑さと日焼け対策を! |
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3ケ月前、俺たちは途中で下山した山がある。仲間の1人が体調を悪くしたせいもあるが、その山は、確かにきつかった。その日以来、仲間の間でリベンジと言う言葉が、よく出てきた。リベンジ、そう復習である。リベンジと言うからには、プライドがかかってくる。 そして、10月10日ついに、その日がやって来た。その日は、まさに秋晴れ、祝日と言うこともあって、かなりの人がバス亭に並んでいた。バスは、まさに通勤ラッシュ地獄であった。そして、いよいよ登山開始である。その山は、塔ノ岳と言う、登山者は、いっぱいだ。上を見ると登山者が列を作り頂上めざして登るのが、よく見える、まるで餌を持って巣に向かうアリの行列のようだ。 塔ノ岳に行くには、いくつもの山を登り下りしなくてはならない、先は長い。俺は水で乾いた喉をうるおす。なにかスポーツをやっている人には、わかると思うが、この時の水のうまさは、格別である。そして赤土やジャリや岩場をへて塔ノ岳についた。景色を見ると、登ってきた山々が見える。かなり歩いたな〜と実感する、富士山もヒョコッと頭を出している。秋風が濡れたTシャツにあたり肌をヒヤッとさせる。頂上で飲むコーヒーは、うまかった。 さあ下山だ!しかしこの下山がくせ者だった。石がころがっている階段、ぬめった土、が延々と続く、下山でこんなに汗をかいたのは、はじめてだ。太陽が沈んでくる、あと何分、あと何キロ、という看板があるが、前に進んでいる実感がわかない。この看板あってるのかよ〜と言いたくなる。バス亭についた時、すっかり日は沈んでいた。これで俺たちのリベンジは成功した。塔ノ岳、手ごわい相手だった。 リベンジとかプライドとか少々大袈裟かもしれんが、たかが山、されど山である。 今回の登山で俺は秋と言う季節を、肌で実感することができたと思う。 もう秋である。先週、食べた秋刀魚をつい思い出す、今日このごろであります、、、、。 |
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